お知らせ

不動産IDの整備について(2022/4/13)

4月11日月曜日の13時半から17時まで「建設業セミナー2022」にZOOMで参加致しました。
建設業の現状や建設キャリアアップシステムについての話がメインでした。その中で、不動産業についても話があり、興味をひいたのが「不動産IDの整備について」という項目でした。
これは、現在わが国では、土地・建物いずれも、幅広い主体で共通で用いられている番号(ID)が存在しない。住居表示・地番はあるが、不動産関係者は消費者にとって不動産を一意に特定することのできるものがないので不便であるということが課題である。そこで各不動産の共通コードとして「不動産ID」に係るルールを整備しているとのことです。
この目的や効果として、不動産の情報の収集や名寄せを容易にすることによって事業者の負担軽減や、官民の各主体が保有する不動産関連情報の連携・蓄積・活用、消費者への的確な情報発信等を促進することができるとのことです。
また、今後、電気・ガス・水道・通信等の生活インフラや、まちづくり、物流分野等のより広い社会における活用も期待され、デジタル田園都市国家構想、スマートシティといった取組や、デジタルツインの現実に向けた取組と連携していくことで幅広い活用が期待されているとのことです。

実際、不動産業界では、土地の登記簿謄本を調べるにも、住居表示から地番を調べることなど非常に面倒くさいことをやっています。ひとつひとつの不動産に割り振られた共通のIDがあれば、これまで手間がかかっていた色々なことが時間短縮となり、仕事の生産性も上げることができると思い、この取組に期待します。